Visual Basic 図解 基礎解説
VB6 対応 VB.NET 2002 対応 VB.NET 2003 対応 VB2005 対応 VB2008対応

 

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VBのバージョンを確認する方法


この記事が対象とする製品・バージョン

VB2008対応 Visual Basic 2008 対象です。   VB.NET 2003 対応 Visual Basic.NET 2003 対象です。
VB2005 対応 Visual Basic 2005 対象です。   VB.NET 2002 対応 Visual Basic.NET (2002) 対象です。
        VB6対応 Visual Basic 6.0 対象です。

 

操作の要点

[ヘルプ]メニューから[…バージョン情報]をクリックするとバージョンがわかります。

 

手順1.[ヘルプ]メニューから[バージョン情報]をクリックする。

「バージョン情報」の表示は場合によって異なっています。以下にいくつかの場合でのバージョン情報の位置を掲載しますから参考にしてください。

VB6のヘルプメニュー VS2002のヘルプメニュー。VS2003のヘルプメニューもほとんど同じ。 VB2005 Express Editionのヘルプメニュー
VS2005のヘルプメニュー VB2008 Express Editionのヘルプメニュー VS2008のヘルプメニュー

 

手順2.表示されるダイアログでバージョンを確認する。

ダイアログの左上を見るとバージョンがわかります。

ここ10年分のVisual Baisc のバージョン情報ダイアログを掲載しますのでわからない場合は参考にしてください。

なお、表示の細かい部分はインストールされているものや、パソコンの状況によって異なります。

VB6 VB2002
■Visual Basic 6.0の場合。通称はVB6。 ■Visual Basic.NET (2002)の場合。通称は「VB.NET 2002」または「VB2002」。この画面はVB2003のものとよく似ているので注意。
 
VB2003 VB2005 Express Edition
■Visual Basic.NET 2003の場合。通称は「VB2003」。この画面はVB2002のものとよく似ているので注意する。
 
■Visual Basic 2005 Express Editionの場合。通称は「VB2005」。
VB2005 VB2008 Express Edition
■Visual Basic 2005の場合。通称は「VB2005」。Express Editionの場合だけは違うダイアログが表示される。
 
■Visual Basic 2008 Express Editionの場合。通称は「VB2008」
VB2008  
■Visual Basic 2008の場合。通称は「VB2008」。Express Editionの場合だけは違うダイアログが表示される。  

 

 

名前についている「.NET」とは?

 

一時期VBの名前に「.NET」(読み方:.NET = ドットネット)がついて、「Visual Basic.NET」というように呼びましたが、これは名前はちょっと変わっていますが普通のVBと同じもの、単なるバージョン違いです。.NETがついているのはVB2002とVB2003で、それぞれ「Visual Basic.NET (2002)」、「Visual Basic.NET 2003」と呼びます。

ただし、VB2002以降のバージョンをひとまとめにするときに「.NET」と呼ぶ場合があり、この場合はVB2005やVB2008も.NETに含みます。少し紛らわしいの注意が必要です。

 

 

参考情報

 

参考までにここ20年の間に発売された、または近い将来発売予定のMicrosoft社の主なBASIC製品を挙げておきます。

    バージョン 対応する.NET Framework 通称  
1989 Quick Basic 4.5        
1990 Microsoft Basic 7.1        
1991 Visual Basic 1.0 1   VB1 初代VB
1992 Visual Basic 2.0 2   VB2  
1993 Visual Basic 3.0 3   VB3 日本では未発売。
1995 Visual Basic 4.0 4   VB4 本格的なプログラムができるようになった
1996 Visual Basic CCE       VB5の先触れ。ActiveX作成専用のVB。
1997 Visual Basic 5.0 5   VB5 ここで主要な機能はほぼ完成した。
1998 Visual Basic 6.0 6   VB6 歴代VBの名作。
2002 Visual Basic.NET 2002 2002 1.0 VB2002、VB.NET 初めての.NET。完全なオブジェクト指向。動作が重い。
2003 Visual Basic.NET 2003 2003 1.1 VB2003 安定してきた.NET。安心してプログラムできます。
2005 Visual Basic 2005 2005 2.0、3.0 (※1) VB2005 言語機能な拡充と、IDEの革新的な進化を遂げました。このバージョンを使用すると過去のバージョンに戻りたくなくなります。
2007 Visual Basic 2008 2008 2.0、3.0、3.5 VB2008 新しいデータ照会構文LINQが実装されるなど言語機能に大きな新しい要素を追加。.NET Frameworkも2.0, 3.0, 3.5と幅広く対応します。
2009??   2010??     ※2

2007年12月16日現在の最新バージョンは Visual Basic 2008です。

なお、同じバージョンのVBでもいくつか種類があります。たとえば、VB2008にはExpress Edition、Professional Edition、Team Editionなどいくつかの種類があり、この種類のことを「エディション」と呼びます。

特にExpress Editionは無料であることと機能が限定的であることが特徴ですがVisual Basic中学校の解説記事は できるだけすべてのエディションに対応するようにしており、特記がない限り「バージョン」によって 読み分けてください。「エディション」は特に気にする必要はありません。


※1:3.0に対応するには別途拡張機能をインストール必要があります。

※2:リリース時期2010年と言うのは私の勝手な予想であり、マイクロソフトはリリース時期に関する情報を一切出していません。 情報が分かり次第随時補完していきます。